« 17.「わたしを離さないで」再び | Accueil | 19. 続きです。 »

2007.10.04

18. 七箇月ぶりの文句です

どうもすんません。だらけてました。八ヶ月ぶりの文句です。期限切れのが沢山ありますが、お詫びもかねて掲載・返答させていただきます。

From:
Date: 23 mars 2007 15:29:54 HNJ
Subject: 公開講座

>明治大学で五回、公開講座をやります。一回目は五月十二日土曜日午後二時から、リバティタワー(旧カザルスホールの向い側)十階の1106番教室にて。百四十人収容と聞いてびびったんですが、お呼び下さった高遠弘美先生に見せていただいたら、ええまあ、もっとでかい教室でやったこともあります、マイクなしで

という点について。
もうちょっと詳しく教えていただけるとありがたいんですが…。
明治大学公開講座で調べてみたんですが、まだいろいろが未定なのか詳細が出ていませんので。

Q.どういうことやるんでしょうか。あまり高度でついてけなくてもいやだし、公開講座だってなもんで、やわくてもがっかりだし…(というこれはないと思うが)。佐藤亜紀の講座なるものに行ったことがないので想像・見当がつきません。佐藤亜紀の小説が好きなら、理解できる感じでしょうか?

 

こういうのはきちんと間に合うようにupすべきでした。ごめんなさい。
後からの話で申し訳ないのですが、今のところは映画を例に、表現における「痛み」について話しています。映像によって表現された「痛み」の変遷と社会の変化、或いは、観客が感じ取る「痛み」を表現者はどう利用するか、とかで前期二回は終りました。十一月は「痛み」や「衝撃」の映像的利用についてもうちょっと突っ込んでみます。作例はエイゼンシュタインの「ストライキ」(エイゼンシテインが正しい、とかいう話はちょっと措いといて下さい)、シュトローハイムの「メリーゴーランド」、グリフィスの「イントレランス」あたりを作例として使います。そんなに難しい話はしていないつもりですが、でもまあ多少は、大蟻食的に、こむずかもしれません。わからないところがあったら授業の後ででも質問して下さい。メールでも構いません。今度は至急更新いたします。

Q.公開講座ってお金かかるんですか? かかるとしたらいかほど…?

 

無料です。

Q.対象として適切なのはどんな感じのひとですか。もちろん「公開」なのだから誰がいってもいいわけですが、どういう人に対して講義する予定でいますか? あまり自分が場違いでも…。

特に学生が多いということはなさそうなので、場違いとかいうことは一切ないと思います。

文句の回答としてでなくて、告知としてでもいいので教えていただけると幸いです。

いやもう、こちらこそ非常に恐縮です。単発参加でわからないというものではないので、時間があったらおいで下さい。

From: "nana takanashi"
Date: 16 avril 2007 09:59:01 HNJ
Subject: 文句がないのにメールしてすみません

佐藤亜紀さま

 初めてメールをさせていただきます。といって、実はまったく文句ではないメールなので、ここにお送りしていいものだろうかと、多少びくついていおります。でも、どうしてもひと言申し上げたくて、ほかにメールを送れる宛先もないようですので、ここに書かせていただきました。「忙しいのに・・・まったく!」と思われたら、ごめんなさい。もうしません。とお詫びします。

 私はまったくの偶然から、図書館で「雲雀」を手にし、ものすごくこの作品を好きになってしまいました。こんなふうに月並みな表現しかできなくてすみません。自分でもボキャブラリーの貧困さが歯がゆくてなりません。でも、もう「好き」とか「恋してる」とかという言葉しかぴったりこないのです。理屈ではないのですから。私はこのところ、しばらく図書館通いをして現代作家の作品を濫読していました。主に女性作家のものを読もうと思い、次々読んではみたのですが、いいとは思うけど夢中にはなれないかな・・・という作品にしか巡りあえませんでした。けれど、「雲雀」は違いました。もう夢中でした。ほかに何をするのも嫌になるほど。こんなに夢中になれる本に巡り合えたのは、本当に久しぶりです。ジェルジュという青年は、なんて魅力的な人でしょう。メニッヒ兄弟はなんてチャーミングなんでしょう(ことにカールは)。この作品は、悪役、敵役すらも私には魅力的に思えました。そして、深刻でありながらユーモア漂うこの作品のすべてに、ただただ快感を覚えました。うれしくてうれしくて、すぐに「天使」を借り、(借りて、なんてごめんなさい。これから購入します)読んでいます。そして佐藤亜紀さんとはどういう方なのか、とても知りたくなり、ネットで検索してこのページを読んでみたら、これがまた作品と同じくらい素敵で痛快な方なので、ほとんど躁状態になるほどうれしくなって、思わずメールをしてしまいました。HPの文章は、私の好きな笙野頼子さんをちょっとだけ彷彿とさせられたのですが、笙野さんは佐藤さんのお好きな作家のひとりであるということも知り、これまたうれしくなりました。こんなずうずうしいマネをしたことを(つまり、作者の方に自分の感想を勝手に送りつける、ということですが)、後からきっと後悔すると思いますが、でも、躁状態のまま今は書いてしまいますね。

 「文学界」というところでは、いろいろご苦労もおありと思いますが、これからもこんな素敵な作品をどうか書きつづけてくださいませ。私もこれから手に入る限りの佐藤さんの作品を読みつづけます。いつかまた、ジェルジュのお話を書いてくださったら、本当にうれしいです。ずっとお待ちしています。この作品と佐藤亜紀という作家に出会えた幸運を(神様か運命か何かに)感謝します。

素敵な感想、どうもありがとうございました。図書館の件は私は全く気にしておりませんのでご安心下さい。買っていただければもちろん嬉しい訳ですが、あちこちの図書館に所蔵されているというのは、私くらいの部数の作家にとっては非常に重要なことですので、それはそれでありがたいことです。

今後ともどうぞよろしく。

From:
Date: 11 mai 2007 19:14:49 HNJ
Subject: ご講演楽しみにしております。

大蟻食さま

明日のご講演、私も拝聴させて頂くことにしました。とても楽しみでわくわくしております。
ところで、例のテープ起こしの件ですが、やるかどうかは別として、録音させて頂くのはNGでしょうか?
加えて、もしお許しがあればビデオにもとりたいなーなどと考えているのですが、いかがでしょう?

東京から遠くて参加不能だけれど、是非ご講演の内容は知りたい、というファンは沢山いるようですので。

時期が差し迫った今になってからのご連絡、大変申し訳ございません。

ぷりぷりざえもん

From:
Date: 11 mai 2007 19:18:17 HNJ
Subject: 忘れておりました

大蟻食さま

先ほどのメールは、文句ではないです。

別にブログで公開されてもかまいませんが、そういう内容ではないかと思いますので。
それから、万が一公開されるときは、大変身勝手なお願いですが、本名は伏せて頂きたく思います。

私一人の問題ならば別にかまわないのですが、私のブログでは、沢山の実在の人間のプライベートな事も書いているので、ということです。

それでは。

ぷりぷりざえもん

From:
Date: 11 mai 2007 20:05:50 HNJ
Subject: Re: ご講演楽しみにしております。

大蟻食さま

お返事ありがとうございます。

公開はダメ、とのこと。了解いたしました。

残念がる人が沢山いるでしょうが、参加できる私としてはそれも愉快です。

ぷりぷりざえもん



前期二回の内容については今のところ色々な方がまとめてblogにupして下さっています。後期についてもやって下さる方がおいでだと思いますが、この場で謝意を表明させていただきます——どうもありがとうございます。後期も宜しく。

From:
Date: 22 mai 2007 16:54:27 HNJ
Subject: 公開講座に関して

公開講座一回目参加してきました。

大変興味深かったと同時に、HPを見ているものには結構おなじみの話題も出ましたね。ハガレンもです。ひそかに嬉しい限りです。

映画のチョイスも、なるほどと思いました。
911テロについての洞察に関しては、すこし違和感がある点もありました。
私は、テロ当時留学中でアメリカにおり(カリフォルニアですが)、そのときのアメリカの(カリフォルニアでの)感覚は、「唖然」と「してやられた」「しかも見事に」という感じでした。旅客機でビルに突っ込むなんて、はっきりいって芸術的かつ最大限の被害を出す、考え付かない方法をやられた、という感覚です 。後づけの感覚ではなく、それがまさにそのときの感覚だったのです。「ビルが旅客機を飲み込んだ」という言葉がその日ニュースで言われていました。

私個人の印象としては、まず寝ている朝に日本の家族から「気をつけるように」と留守電が入っていて。意味が分からず、チェルノブイリ原発的なこと想像してテレビをつけたら、NYのビルから煙が。(そのときはまだワールドトレードセンターは崩壊していませんでした。2機、突っ込んだところ)その映像を見た瞬間に、わたしは「あ、宇宙人の襲撃だ」と本気で思ったのでした。

インディペンデンスデイで、NYのエンパイアステートビルのてっぺんに、爆弾みたいなのが放射される映像があって、あれと猛烈にだぶったからです。(もちろん私は宇宙人陰謀説を信じてはいません。)

数日して、アメリカの報道番組は、ビルに飛行機がつっこむ映像をニュースで流すのを自粛することになりました。国民の不安と恐怖を不必要に煽らないためという理由づけ。実際まったく映らなくなりました。今ではどうか知りませんが、今もたぶんそうなのでは…。日本に帰って、あの映像が平気でニュースで流れる のを見たとき、私はむしろものすごい違和感を覚えたものです。

で、思うのですが、映画としての表現方法が変わったのは、表現者側からのアイデアではなく、むしろ社会や世論の軋轢ゆえ、そうせざるを得なかったのではないか、ということです。アメリカという国、社会が負ったトラウマと、それによる表現方法の劇的変化という点においては、まったくそのとおりなわけですが。 報道番組ですら自主規制したのだから、エンターテイメントとしての映画がうかつに俯瞰図を取れない。表現者側からの自発的な変化によるリアルさではなく、やむをえずの結果とも言えるのではないか?と。

それとやっぱり映画とか芸術は、大量死・大量破壊を目撃することによる一種のカタルシスを狙ってるところも多いわけだし、死と破壊の疑似体験を求めてこちらも見に行くので、そこに美しさが集中するのは当たり前で。でもそれを美しくやっちゃうとリアルな当事者、その美しい部分を全部差し引いたむちゃくちゃを 体験することになった苦痛いっぱいの人間に怒られるから、気をつかったんじゃないか、と思うのです。このへんがどうもしっくりいかない混乱してくるところなのです。

それから一つ質問なのですが、公開講座のあとに本にサインとかお願いに行ってもいいのでしょうか…? 新作ではなく、文庫本とかでも…? 前回は、びびってそそくさと帰りましたが。遠慮したほうが良いのならばもちろん自粛いたします。

経験に基く貴重なご意見ありがとうございます。たぶん自主規制はあったのでしょうね。『トランスフォーマー』で『アルマゲドン』的な表現は戻って来た訳ですが(本当はこれを言うには『ファンタスティック4銀河の危機』を見なきゃいけないんだろうけど、劇場まで行こうという気にどうしてもなれないんですいません。ビデオ待ちです)、落下物に人間的な思考と感情を与えて軌道を制御させることで、ある種の安心感を与えようとしているのかと思ったことを付け加えておきます。死人も随分と少ないし。それにしてもタフと言おうか、物忘れの早い人々だよね。

サインに関しては気恥ずかしいけどOKです。

あと、陰謀説に関しては『サウスパーク』の第10シーズン9.Mystery of the Urinal Deuce
が結構冴えてました。パーカー/ストーンはやっぱ凄いわ。

と言う訳で、文句久々の更新前半でした。御意見御感想御文句はいつも通りmonk@zag.att.ne.joまで。

 

|

« 17.「わたしを離さないで」再び | Accueil | 19. 続きです。 »

TrackBack


Voici les sites qui parlent de: 18. 七箇月ぶりの文句です:

» 【CD付】株価が18倍になる銘柄をあなたも見つけられるかも! [ラクラク稼ぐ!在宅ネットビジネスで月収30万円!!]
ごく普通のOLが株価が83倍にもなる銘柄を見つけてしまった ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄その極意とは・・・?・株で大儲け?あんまりそんな話は聞いたことがない・だいたい株価は倍になることすら珍しいのにそんな疑問がいくつも浮かびました。「嘘っぽい」間違いなく、そう思いました。だいたい、株って損することの方が多いっていうのに。こう... [Lire la suite]

Notifié: 2007.10.15 18:08

« 17.「わたしを離さないで」再び | Accueil | 19. 続きです。 »